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米保険・投資会社のバークシャー・ハサウェイは日本の商社株5銘柄の出資比率を引き上げた。各社が保有する自社株を除くと保有比率は平均で8.5%超となる。
同社の発表資料によると、伊藤忠商事と丸紅、三菱商事、三井物産、住友商事の5社分を合計した株式の価値は米国以外でバークシャーが保有するどの国の上場企業の株式の価値も大きく上回るという。
5社のいずれについても9.9%まで出資比率を引き上げる可能性があるが、投資先の取締役会の特別な承認がなければそれ以上の投資に関しては行う予定はないとしている。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは、商社株について株価純資産倍率(PBR)が「最近かなり高くなってきている」と指摘。商社株買い増しの可能性については既にバークシャーが表明しており、「逆にここからの伸びしろが限られる」とした上で、「この報道を受けて一段と上がっていく印象ではない」と述べた。
バークシャーが関東財務局に提出した変更報告書によると、報告義務発生日は12日で、保有目的は「純投資」で変わりない。
バークシャーは2020年8月に初の日本株投資として商社5社の株式を5%取得したことを公表、最大で9.9%まで引き上げる可能性があると表明していた。その後今年4月には保有比率をそれぞれ7.4%に高めたことを明らかにしていた。
商社5社はいずれも今週後半に定時株主総会の開催を予定している。
☆バフェット氏の5大商社買い増しを受けての各社のコメント☆
伊藤忠商事
訪日後、更に5社全体の持分を増やしたことは、各社経営者への信頼と総合商社業界の成長への認知であり、喜ばしい。バフェット氏は5社のポートフォリオの違いをよく理解、商社を買うことで、日本全体への低リスク分散投資を成し遂げている
三菱商事
多様なステークホルダーを通じ、当社の企業価値向上に努める
丸紅
引き続き当社の企業価値を上げることで、バークシャーを含む株主価値最大化を目指す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-19/RWHLNTT1UM0W01
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前々から、バフェット氏は商社に対する更なる買い増しを示唆していましたが、ここで来ましたね~。今日の日経平均は後場から400円ダウンでしたが、商社株の購入が正解だったようです。
そのころ家猫は全然違う株式を見ていました。私的には商社株は十分に高くなっているので、触手が動かなかったんですよ。数字的にもPBR1.0超えですし。配当金が良いのは間違いないのですが…。
うーん、私は株式投資に対するセンス無いかもしれません(泣)ファンダメンタルを重視しすぎている。三井金属鉱業(5706)を前場に購入してしまいましたからね。せめて後場で購入すれば良かったのですが、そこらへんの運の無さもボディブローのように効いてきます。
ちなみに十分な資金があればジャックス(8584)を購入していたのですが、それだけの資金が無かったので代わりに三井金属鉱業を購入です。これ、こういう買い方はあんまり良くないんですよね。別に単元未満株で良いので、真に欲しいと思う株を購入するのがスタンダードです。一つ勉強になりました。
【後日談】 結局、翌日三井金属は売りました。マイナス1万5000円食らいました。しかし、自分のファンダメンタル投資ともちょっとズレていますし、なぜ保有しているのか?ということを説明できない株式は、(さらなる)損をしたときに、自分を責めることになりますので、売却処分です。
閑話休題。本題に戻ります。バフェット氏の購入を踏まえて、商社株はさらに上がるのでしょうか?それとも、ここで一服するのでしょうか。ファンダメンタルを重視する私としては、PBRが十分に高くなったので、一旦ここで足踏みになるんじゃないかな~と考えています。そして、その代わりに未だ安いままである株式にお金が流れていくのではないかと…。そうなれば全体的な日本株式の復活ですね。そうなると良いなぁ。ちょっと希望が予想に入っています。
では、それを受けて、実際に購入する株は何でしょうか?日本製鉄(5401)、東ソー(4042)なんか今日下がっているので、追加で購入するのにタイミングが良さそうです。JT(2914)、ソフトバンク(9434)なども候補に挙がるかもしれません。
家猫的には、PBRが割安になっている株で、高配当株を中心に購入しているので、上記のような株式にばかり目が行きますが、さくらインターネット(3778)のように連日のストップ高な企業もありますので、そちらを検討する方もいるかもしれませんね。一発当てたらすぐダブルバガーですし。挑む方に声援を送っておきます。がんばってください!! GOOD LUCK!
【追記】
ちなみにさくらインターネットが連日のストップ高になっているのは次の理由のようです。
①AI関連での上げなので、元々資金が入りやすい状態だった。
②さくらインターネットが国からピンポイントで支援されるとは思っていなかった。
③作るのはAI開発用のスパコンであり、AIの成果物ではないので、AI自体の売り上げもクオリティも無関係であり、高い利益を見込むことが出来る。
④作られるのは国内最強マシンである。
(イグニさんという方から教えてもらいました。ありがとうございました。)
ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は、アメリカの実業家、投資家、慈善活動家であり、現在でも世界的に有名な人物です。彼は1930年に生まれ、投資事業を通じて巨額の富を築いたことで知られています。以下に、バフェットの背景、投資哲学、および彼の慈善活動についての情報を提供します。
背景: ウォーレン・バフェットはアメリカ合衆国ネブラスカ州オマハで生まれました。彼は若い頃から数学とビジネスに関心を持ち、その才能を発揮しています。バフェットは高校卒業後、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールで学び、その後、コロンビア大学で経済学の修士号を取得しました。
投資哲学: バフェットは、彼自身を「値引き投資家(value investor)」と呼び、長期的な視点で投資を行うことで知られています。彼は企業の内在的な価値を見極め、割安な株式を選んで投資します。バフェットはしばしば「私たちは何を持っているかを知っていますが、それがいくらの価値があるかをはっきりとは知りません」と述べ、投資におけるリスク管理の重要性を強調しています。彼はバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)という投資会社を所有し、そこから多くの成功を収めました。
慈善活動: バフェットは富を慈善活動にも積極的に投じており、ビル・ゲイツと共同で「ザ・ギビング・プレッジ」を立ち上げました。これは富裕な個人や家族が財産の大部分を慈善活動に寄付することを約束する取り組みです。また、彼自身がバフェット財団を通じて慈善活動に取り組んでおり、教育、保健、貧困撲滅などの分野に資金を提供しています。バフェットはまた、毎年バークシャー・ハサウェイの株主総会で寄付を呼びかける伝統的なチャリティーオークションを行っています。