【解答】
論理的に数値を考えるよりも、xの代表的な値を代入して、等しい数になる数式(すなわち、上位8ビットと下位8ビットを入れ替えた値となる数式)を選んだ方がよい。
そこで、xの代表的な値を検討すると、
・0以上65536未満の整数である
・上位8ビットと下位ビットを入れ替える処理をする
から、1と、2^8(2進数で100000000、9ビット目を1とする)の256で考えれば計算しやすい。
そこで実際に計算してみると、
1 div 256 の整数部分は「0」
256 div 256 の整数部分は「1」
1 mod 256 の余りは 「1」
256 mod 256 の余りは「0」
となる。
さらに、それぞれの項目の計算式に当てはめると、
ア = x div 256 + x mod 256であり、
xが1の場合 → 0 + 1 = 1
xが256の場合 → 1 + 0 = 1
となり、xが1の場合に入れ替えられていないので、不適切となる。
イ = x div 256 + (x mod 256) ・256であり、
xが1の場合 → 0 + 1・256 = 256
xが256の場合 → 1 + 0・256 = 1
となり、入れ替えられているので、適切である。
よって、イとなる。
なお、ウ = x div 256 x 256 + x mod 256
xが1の場合 → 0・256 + 1 = 1
となり、不適切となるし、
エ = x div 256 x 256 + x mod 256 x 256 は、
xが1の場合 → 0・256 + 1・256 = 256
xが256の場合 → 1・256 + 0・256 = 256
となり、不適切となる。