僕はintelの小型パソコン、通称nucを使用しています。Skull Canyon(正式名称NUC6i7KYK)と呼ばれている機種です。非常に熱くなるという話なので、実はヒートシンク周りをいじくっています。
具体的には下記のサイトを参考にしました(と思います。なんせ昔のことなので記憶が怪しい…)。
https://nucfan.com/thermal-grizzly-minuspad8-review/
SSDの上に3cmのサーマルパッドを貼り付けて、底板をヒートシンクの代わりにしようという試みです。
この試みは非常にうまくいきました。僕のSkull Canyonは長時間動かしても熱暴走しないようになりました。
しかし、それから数年。nucから「ジジジ・・・」という異音がするようになりました。
うーん?なんでしょうねコレ。僕のnucはSSDなので、音がするはずないのですが…。
ググってみたら、Dellのノートパソコンで同じような症状が発生するようです。音の発生個所はSSDでした。
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「C-States」オプションが有効になっている場合、CPUがあまり使われていないときには電力消費量を減らすために低定電力モードになる。
そしてCPUの電力状態が「C3」になるとコンポーネントが共振してノイズが聞こえる。
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なるほど。IntelのNUCにはC-Statesオプションはありませんが、CPUに対して低電力モード・バランスモード・ハイパフォーマンスモードの3種類が選べるようになっていました。おそらくは、このモードが低電力モードになったことにより同様のメカニズムが発生し、共振が起こったのでしょう。
重要なことは、これは不具合ではないということです。ただし、共振によってSSDが壊れてしまう可能性もありますので(?)、僕はCPUの設定についてハイパフォーマンスモードに変更しました。
それからはジジジという異音は聞こえなくなりました。ただし、その代わりに起動時にファンが高速回転するようになりました。まるでサーバー機です。ファンの高速回転でCPU等の熱を逃がす代わりに、ハイパフォーマンスを実現するという動作のようです。
以上、参考になれば幸いです。
【追記】
SSDはHDDと比べると構造上振動に強いようです。とすると、別に故障という訳でもないので、ハイパフォーマンスモードに設定する必要は無かったかもしれません。