株価が6%上昇している川崎汽船(9107)を検討してみました。
1株3946円、単元株数100株、予想PER8.13倍、実績PBR0.64倍、予想配当利回り5.07%。SBIの分析は財務健全性9.0、収益性7.0、割安性8.0、安定性3.0、株価モメンタム10.0。財務状況について、売上高は上がったり下がったりせわしない。純利益も同様で、めちゃくちゃ上がったり、いきなり無くなったりとせわしない。
一方みんかぶでの目標株価は3617円、株価診断は「割安」、個人予想は「売り」、アナリストは「中立」です。
ミックス係数や予想PER、実績PBRなどの数字的には今すぐにでも買いに行きたいところなのですが… 海運業自体がハイリスク・ハイリターンなんですよね。しかも、商船三井、日本郵船など他の2社が開運以外にも手を出して稼ぎ頭をマルチな状態に持って行ってリスク分散をしているのに対して、川崎汽船は海運業に一本釣りで集中していますので、上位3社のその中でもハイリスク・ハイリターンな銘柄になっています。
今日はそのうちのハイリターンが入手できる日になりました。6%上昇ですから。恐らくは第一クォータでの決算の内容が流出したのか、何かしらで見えてきたのでしょう。機関投資家、専業投資家の買いが入ったのだと思います。でも、これが、いつも続く訳ではないし、ガクッと下がるタイミングもあるはずなので、今日のところはお見送りで。いつかガクッと下がったところを取りに行こうと思います。ただし、その時は商船三井、日本郵船と比較して、どこが良いかな~ということを吟味した上での話になります。
川崎汽船株式会社(Kawasaki Kisen Kaisha, Ltd.)は、日本の大手海運会社です。1919年に設立され、本社は東京都中央区にあります。川崎汽船は、海上輸送、国際物流、船舶運航、港湾サービス、海運関連の事業を幅広く展開しています。
川崎汽船は、貨物輸送を中心とした海上運輸事業を行っており、コンテナ船やバルク船、液化天然ガス(LNG)船などの船舶を所有・運航しています。国際的なネットワークを持ち、世界各地の主要な港との間で貨物輸送サービスを提供しています。
また、川崎汽船は船舶関連の事業も展開しており、新造船や船舶の修理・改造、海洋エンジニアリングなども手がけています。さらに、港湾サービスや物流関連の事業も提供しており、物流効率の向上や供給チェーンの最適化を支援しています。
川崎汽船は、グローバルな海運市場で競争力を持つ企業として知られており、国際貿易やグローバルサプライチェーンにおいて重要な役割を果たしています。企業価値向上や持続可能な成長を目指して、さまざまな取り組みを行っています。
ただし、川崎汽船の最新の財務情報や株価については、実際の市場状況を確認する必要があります。