騒音おばさん(引っ越しおばさん)に必要だったのはマスメディアからの好奇の視線ではない。適切な投薬だった。

みなさんは騒音おばさん(引っ越しおばさん)を覚えていますか?15年くらい前に、「引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!しばくぞ!」などの大声で騒音を喚き散らし、傷害事件として有罪になったおばちゃんです。

テレビでも堂々とニュースでやっていましたよね。僕も強烈な出来事として覚えています。しかし、今見ると、騒音おばさんは間違いなく統合失調症ですね。かなり症状が進んでいます。当時はネット民が統合失調症に関する知識が無かったこと、創〇学会が今よりも活発であったことから、学会員による集団的ないやがらせ、ガスライティングが行われているのでは?という可能性が上がりました。

しかし、これは完全な冤罪でした。学会員による嫌がらせではなく、おばさんが統合失調症なのです。今の僕の知見レベルでも、当時のニュース映像を見ている限り、騒音おばさんには幻聴が聞こえていて、その幻聴に対して引っ越しするように大声を出していると分かります。どうしてかというと、罵声の言葉の殆どが、「引っ越し」をお願いする言葉で構成されているためです。つまり、(騒音おばさんから見る)加害者に居なくなって欲しいんです。おばさんは幻聴を幻聴だと認識せず、自身への加害行為として認識していたので、引っ越しを願ったんです。

当時は好奇と軽蔑の視線で更に症状が悪化してしまった騒音おばさんですが、当時、誰も突っ込まなかったのでしょうか。専門家から見れば一発だと思うのですが、中々寂しい世の中になってしまったのかもしれません。

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