統合失調症における幻聴のメカニズムに対する、統合失調症患者による一考察

初めに、多くの場合、統合失調症の再発のし易さについて考察がなされていますが、ここでは逆に一部の方の「再発されない方」について考察したいと思います。

統合失調症の幻聴について、再発しやすいと聞きます。

私の見解ですが、おそらく、幻聴が一度でも聞こえた方々は、脳内に「幻聴が聞こえるようになる回路」が開発されているのだと思います。

そして、この回路は、ドーパミンによって活性化しやすくなるのだと思います。

この回路は、他の脳内の記憶と同じように、シナプスの神経回路によって構成されていると思います。すなわち、幻聴を聞けば聞くほど太くなるものだと思います。

逆に、使わないようにすれば、使用されない記憶が消えてしまうように、いずれは破棄されるのではないでしょうか。

そして、回路を破棄しきった方々は、断薬したとしても再発しないのではないでしょうか。

何故このように考えているのかというと、私は、幻聴について、多数の方がいる空間であれば、「聞こうと思えば」聞こえる状態にあるからです。逆に言えば聞こうとしなければ聞こえません。

そして、この状態は、薬の量を多少いじくったとしても変わっていません。薬の量を増やしたとしても、聞こうと思えば聞けます。

多くの方は、「幻聴」を幻聴、すなわちドーパミン仮説やセロトニン仮説のように、脳内の処理の問題として扱っています。しかし、私は、「幻聴」について、記憶処理に近い作用のものではないか?と考えています。

何故かというと、幻聴は、幻聴として聞こえない状態でも、感情を動かすからです。言葉に直すと「言われたような気がする」というやつです。むしろ、過去の嫌な経験から、その時に感じた感情のみを抽出し、ダイレクトに感情を動かした後で、それを逆に辿り、言語に修正しているのではないか?と考えているためです。

もしこのブログを見られている精神科医の方が居ましたら、この考察について、知見と併せて検討して頂ければ幸いです。

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