統合失調症と犯罪について・京アニ事件と青葉真司容疑者

 2019年7月に京都アニメーションを放火した青葉真司容疑者ですが、マスコミから漏れてくる情報では、統合失調症だとされています。実際にそうなのでしょうか?

 素人の僕が言うのも何ですが、「考えを盗まれた」と言っているのであれば完全な統合失調症です。ですが、「小説を盗まれた」と言っているのであれば、それは統合失調症かもしれないし、そうでないかもしれません。小説は実際に存在するので、統合失調症ではなく、病的な被害妄想である可能性もあるからです。

 逆に、青葉容疑者が京都アニメーションに小説を応募しており、その小説とアニメの一部分が似ていて、小説が盗まれた!とした場合であっても、統合失調症ではないとも言えないです。統合失調症とは、現実と妄想の境界を曖昧にする病気であり、実際には「些末な」類似点であっても、本人的には「主要な」類似点として考えてしまうことがあります。この判断能力の欠如そのものが、統合失調症の陰性症状から来たものと考えることが出来ます。

 現時点のニュースソースでは、青葉容疑者を統合失調症と扱うことも、また逆に否定することも出来ない状態にあります。現時点で統合失調症だとしている方は物事をざっくり見過ぎていますし、統合失調症ではないと主張するのも、カウンターパートで色眼鏡を掛けていると感じます。そのうち裁判で明らかにされることでしょう。司法の判断を待ちたいと思います。このブログを見られている方には、是非とも早急であっても稚拙な結論ではなく、実際の態様を慎重に見て頂ければと思います。

 よく言われることですが、統合失調症は、心神喪失が認められれば、責任を問うことが出来ないのが日本の刑事裁判です。私見ですが、僕は統合失調症であったとしても、責任を問って良いと考えています。責任を問うことが出来るから社会の一員として認められるのであって、責任を問えないのであれば、究極的には統合失調症者が世間と関わることを禁止することになります。これはバーターだと思います。

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