Adoの「うっせぇわ」が少し巷を賑わしているようです。歌詞が少し暴力的ということですね。そして、この手の話をすると、尾崎豊の「盗んだバイクで走りだす」の方がよっぽど反社会的だとして問題だとする反論が出てきます。「うっせぇわ」を好む若者世代に対して、その親の世代がちょうど尾崎豊なので、時代は繰り返すということでしょうか。反論としても上手なものです。
↑ 曲のPVも象徴的です。
ただ、「盗んだバイクで走りだす」こと自体は反社会的な行為なのですが、言葉として汚いのは「うっせぇわ」の方なんですよね。何かあった時に親に口答えする言葉としても「盗んだバイクで走りだす」は歌詞として反論できていませんが、「うっせぇわ」は簡単に反論になります。だから、世のお母さんが嫌がるのは分かる気がします。僕も親になるかもしれませんが、子供にコレを言われたら「( ゚Д゚)ハァ?」場合によっては家庭内暴力の発生ですよ。虫の居所が悪い時にコレを言われたらガチ喧嘩が発生します。
もっとも、子供は少しぐらい親が怪訝な顔をする音楽を聴いていた方が健全な成長だとは思います。それは分かるんですが、イラっとするんですよね(笑)
個人的にはこの手の魂の叫びとして歌詞で最強なのはブルーハーツの「見えない自由が欲しくて 見えない銃を撃ちまくる」だと思ってます。思春期の激動する心の叫びとして、この歌詞を超える言葉は出てこないんじゃないか?ってぐらいです。そう思うのは僕がブルーハーツの世代だからでしょうか?