旭川いじめ自殺事件の被害者の方が描いた絵を見て

旭川いじめ事件はご存じでしょうか。この事件がどのような名前になるかは分かりませんが、まずは文春オンラインに大体のあらましが掲載されていますので、知らない方はそちらをお読みください。

https://bunshun.jp/articles/-/44768

引用開始

2月13日、氷点下17℃の夜に自宅を飛び出して行方不明となった北海道旭川市内に住む当時中学2年生の廣瀬爽彩(さあや)さん(14)は、3月23日に雪に覆われた公園の中で変わり果てた姿で見つかった。

これまで「文春オンライン」では、中学入学直後に爽彩さんが男女のグループからイジメに遭い、自慰行為を見せるよう強要されたり、撮影させられた自身のわいせつ画像を加害少女らが拡散したことなどを報じた。

※本記事では廣瀬爽彩さんの母親の許可を得た上で、爽彩さんの実名と写真を掲載しています。この件について、母親は「爽彩が14年間、頑張って生きてきた証を1人でも多くの方に知ってほしい。爽彩は簡単に死を選んだわけではありません。名前と写真を出すことで、爽彩がイジメと懸命に闘った現実を多くの人たちに知ってほしい」との強い意向をお持ちでした。編集部も、爽彩さんが受けた卑劣なイジメの実態を可能な限り事実に忠実なかたちで伝えるべきだと考え、実名と写真の掲載を決断しました。

引用ここまで

この事件を自分なりに掘って分かったことは、被害者のさあやさんは表立っていない性被害を受けていることです。そもそも、加害者の一人が発した「次は生だからな」ということは、前があったということです。やるせないです。

ただし、今回はこのブログでは犯人捜しはしません。有名なユーチューバーやブロガーなどが犯人捜しに入っていますので、恐らくは僕よりも早く真実にたどり着くでしょう。もちろん、被害者の関係者から応答があれば、僕も来週現地に行こうと思っています。

さて、今回ブログを書いたのは、この絵を見て欲しいからです。さあやさんが死ぬ前に描いたものです。

旭川さあやさんの描いた絵

非常に多くのメッセージを持つものになっています。もし相談者の方が僕にこの絵を見せてきたら、間違いなく「逃げていいんだよ?」という言葉を投げかけるでしょう。絵からは「死んで初めて楽になれる」「周囲から常に監視されている」「自由な足がない」「血を流す笑顔」「滴る血」そして「繕った体」が読み取れます。全体に対する絵の大きさも小さくなってしまっています。非常にストレートな表現で、余りにも痛ましいものとなります。

この絵は、自殺する前の心境がありありと描かれています。

さあやさんは自殺を選びましたが、この負の連鎖は彼女で最後にしたい。僕はこの絵を描く者たちに伝えたい。「逃げていいのだ」と。さあやさんの親御さんは、さあやさんの名前と写真を出しました。それは、精いっぱいの「いじめに対する抵抗」でしょう。バトンは僕らに渡されました。僕らは何をするべきでしょうか。

【2021年4月19日追記】

さあやさんが元気な時に描いたイラストがツイッターで回ってきました。広く公開して良いそうですので、ここにも掲載させて頂きます。非常に緻密な、気力溢れるイラストになっています。絵を描くというのは、根気と集中力を長時間必要としますが、本来のさあやさんの絵はとてもエネルギーに溢れています。

さあやさんイラスト1

さあやさんイラスト2

さあやさんイラスト3

どの作品もキャンパスを埋め尽くしています。さあやさんの本来の性格はこちらだったのでしょう。痛ましい限りです。

【追記】

さらに入手しました。

さあやさんイラスト

さあやさんイラスト5

一点モノですね。デザインとしてしっかりとした特徴のあるものになっています。

さあやさんイラスト6 

こちらは再びキャンパス全体をフルに使ったものです。緻密な元気さが溢れています。

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