【問題】
ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとおりである。この時点でのコスト効率が今後も続くとしたとき、完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。
管理項目 金額(万円)
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完成時総予算 100
プラントバリュー 50
アーンドバリュー 40
実コスト 60
【解答】
まず、完成時総予算とプラントバリューから、進捗状況を確認する。
完成時総予算が100であり、プラントバリューが50ということは、
50 / 100 = 50% のところまで進んだということを意味する。
ここで、かかった費用は実コスト60であるのに対し、想定していたコスト(=アーンドバリュー)は40であるから、
60 / 40 = 1.5倍 の費用がかかっていることになる。
よって、当初の完成時総予算を「100」と見積もっているならば、実際の完成時総予算額はその1.5倍の「150」になると推測される。