【問題】
ゼロでない整数の10進数表示のけた数Dと2進表示のけた数Bとの関係を表す式はどれか。
ア.D ≒ 2log10B
イ.D ≒ 10log2B
ウ.D ≒ Blog210
エ.D ≒ Blog102
【解答】
ゼロでない整数に具体的な数字を決めて、試しに計算してみれば良い。
ただし、10進数のけた数をBにいれるので、logの計算が概算でも出来るように、Bが10以上になるゼロでない整数を入れる。
とすると、ゼロでない整数は、2^10の1024(B=11,D=4)、2^11の2048(B=12,D=4)、2^14の16384(B=14,D=5)などが候補となる。
なるべく小さい値が計算しやすいので、ここではゼロでない整数を1024とする。10進数のけた数Dは4となる。
2進表示の場合、1024は2^10であるから、2進数で表記すると10000000000となり、11桁となる。
そこで、D=4、B=11とすると、log1011=1.1~1.2程度、log211=3.3程度、log210=3.3程度(ただしlog211より小さい)、log102=0.3程度であるから、それぞれ計算すると、
ア=2.2~2.4
イ=33
ウ=11×3.2~3.3=34程度
エ=11×0.3=3.3
となり、エが最もD(=4)に近いことが分かる。
※イとウは30台と数値が全然違うので、アとエを比較し、より近いエを答えとする。