【ミラドライ体験記1】初めての手術

 さて、いきなりですが、僕はワキガです。このために何度いじめられたことか。人生は本当にハードモードです。思春期には、ワキガが珍しくない欧米で生まれていればと何度も思いました。

 統合失調症と言い、ED(突起不全)と言い、人生をハードモードにする病気ばかりを持っています。一時期、神は僕が嫌いなんじゃないかと思っていた時期があります。統合失調症で確信しました。多分本当に嫌われてます(笑)

 しかし、現代は、ワキガには手術が可能です。メスを入れることも出来ますが、ミラドライという切らない処置で、半永久的に臭いを抑えることが可能です。僕は「こちらの方が痛くないだろう」という理由でミラドライを受けることにしました。

 20代の後半には受けたいと思っていたのですが、20代の頃は体にメスを入れることについて否定的でした。しかし、人生を歩んでいくに連れて、だんだんと脇にリフレアを塗るのが面倒になってきました。30の後半になって、やっとミラドライの覚悟をしました。

 さて、ミラドライは切らないと評判です。しかし、実際には切らない代わりにレーザーを照射しますので、麻酔なしでは激痛の手術です。よって、ミラドライを照射する前に、注射麻酔で局部麻酔を、笑気麻酔で全身麻酔を入れます。つまり、ガチの手術の工程を踏むんですね。

 僕は、ミラドライ手術について、もっと軽いものだと思っていたので、正直辞めようかとも思いましたが、ワキガのために嫌われたり、いじめられたりした悲しい過去を思い出し、手術を受けることにしました。

 手術室に入ると、手術室に黒い注意書きがあることに気づきました。何の注意かと思ったら、「患者が危篤になった場合のフロー」でした。

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 当たり前ですが、命に関わる可能性のあることがこれから起こるのです。ビビります。

 さて、ビビりながらも手術開始です。平穏を装います。

 まずは脇に麻酔を注射し、そのまま笑気麻酔(笑気ガス)を吸います。意識を無くすと行き過ぎですが、完全覚醒していてはミラドライを照射することが出来ません。看護師さんが、意識レベルを確認するために話かけてきます。

 僕の方は、全然意識レベルが落ちないので、大丈夫か!?と思っていたのですが、ある瞬間にいきなり眠くなりました。物凄い睡魔です。耐えられません。やばいやばいやばいと思い、看護師さんに「意識を失いそうです」と急いで伝えます。

 看護師さんはすぐ反応しました。「分かりました、笑気ガスの麻酔量を減らしますね~」

 僕は何とか意識を失わないように堪えました。ギリギリです。

 結局、笑気ガスに含まれる麻酔を完全に無くすところまで来ました。

 そして、ミラドライ照射です。

 看護師さんは、ドヤ顔で「麻酔をしっかり効かせましたから、痛くないですよねー」と言ってきます。

 しかし…痛い。あれ、痛いよね?…うん、痛い。自問自答します。

 我慢できないほどではないですが、普通に痛いです。しかし、看護師さんが自信満々で「痛くないですよねー」と言ってきて、それに「そうですねー」と答えてしまった手前、我慢してしまいました。笑気麻酔を切ってもらったことも言い出しづらかった理由です。

 余談ですが、僕はかなり痛みに強い方です。Vビームの最高照射でも耐えることの出来る人間です。その僕が普通に痛いと感じるということは、麻酔の効きが悪かったのでしょう…。

 ミラドライの照射前に、看護師さんが何やら脇のあたりで色々やっていました。引き続き、この工程も痛かったです。こうなるとミラドライの照射自体もヤバいかな?と思いましたが、照射自体は全く痛くありませんでした。不思議なものです。

 こうして僕のミラドライ手術は無事に終わりました。

 しかし。

 実は、ミラドライは、1回の手術で臭いを半分にしてくれるだけで、100%完全に取り除くものではないのです。そう、2回目の手術もしなければなりません。

 ということでミラドライ2回目へ…。

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