統合失調症あるある②別に他の病気に理解があるわけではない

みなさまこんばんは、家猫です。

統合失調症ほど、人によって症状が異なる病気は珍しいと思います。①幻聴などを主体とした陽性症状、②うつ症状を主体とした陰性症状、そして③頭が悪くなる認知機能障害の3つの方向の症状がありますが、それぞれがどのように出るのかは人によって様々です。

症状が様々ということは、その人の他の病気に対する理解も様々だったりします。例えば、うつ症状が強く出ている人は、うつ病に対する理解がある傾向にあります。自分がうつ症状で苦しんでいるので、うつ病の苦しさを理解することができるためです。しかし逆に言えば、うつ症状の無い統合失調症の方もいるわけで、そういう方は別にうつ病に特に理解があるわけではありません。下手すれば同じ統合失調症の間の中でも、①~③のうち、③の認知機能障害は理解できないなどが生まれます。統合失調症の中ではメジャーな幻聴であっても、90%が幻聴が聞こえるだけで、逆に言えば10%の方には幻聴が聞こえませんから、その方々には何が辛いのか分からないということです。

シェークスピアの物語が人気なのは、人間は誰でも生きて死ぬので、万人に共感を得やすいからだそうです。結局、他者の辛さを理解できるかどうかは、その人の人生観ということになるでしょうね。

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