【問題】
前期繰越及び期中の仕入れと売上は表のとおりであった。期末日である3月31日に仕入先出法によって棚卸資産を評価した場合、在庫の評価額は何円か。
・仕入
日付 数量(個) 単価(円)
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前期繰越 10 100
05月01日 15 90
10月15日 5 70
・売上
日付 数量(個)
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04月20日 4個
08月31日 8個
11月20日 6個
【解答】
全部で4個+8個+6個=18個売れており、これを先入先出法で計算するから、前期繰越の10個と、5月1日のうちの8個を消費すると計算することになる。
さらに今回、計算するのは棚卸資産であるから、残った商品を評価することになる。
とすると、5月1日分の15個のうち8個を使用したので、
15 - 8 = 7 個
と、10月15日の5個が残っていることになる。
よって、それぞれを当日の単価で計算すると、
7個・90円 + 5個・70円 = 630円 + 350円 = 980円
となる。