【問題】
各種コードの特徴を記述した表中の項目a~cに入るコード種別の組合せとして、適切なものはどれか。
aについて
〔長所〕
・けた数が少ない。
・発生順にコードをつける場合、追加が容易である。
〔短所〕
・分類が分からない。
〔適用領域〕
・分離基準が確立しにくいものに利用する。
bについて
〔長所〕
・少ないけた数で多くのグループ分けが可能である。
〔短所〕
・データを追加する場合や桁数が多い場合に不便である。
〔適応領域〕
・コードけた数の制限の下でグループ分けする場合に利用する。
cについて
〔長所〕
・データ項目の構成の分類基準が明確である。
・各けたが分類上の特定の意味を持っているので、分かりやすい。
〔短所〕
・けた数がおおきくなりやすい。
〔適応領域〕
・分類基準が明確である場合に利用できる。
┃ a ┃ b ┃ c ┃
ア.┃区分コード ┃けた別コード ┃順番コード ┃
イ.┃けた別コード┃順番コード ┃区分コード ┃
ウ.┃順番コード ┃区分コード ┃けた別コード┃
エ.┃順番コード ┃けた別コード ┃区分コード ┃
【解答】
aの短所の「分類が分からない」ということは、(コードを順番に付与していくということは、コードを見ても分類が分からないので)そのままaは順番コードであることを意味する。よって、項目アと項目イは不適切となる。
次に、cの長所の「各けたが分類上の特定の意味を持っている」ということが、けた別コードの大きな特徴であるから、解答はウとなる。
※区分コードは、同じけたに対して、区分ごとに違う数字を入れるものであることに注意すること。
この問題は、けた別コードがcだと分かれば、それだけで解くことが出来るので、落とさないようにしたい。