モブサイコ100【1巻~16巻・完結】

超能力を持つ以外は平々、地味な少年「モブ」が、はったりで生きている好青年の「霊幻新隆」を師匠として、怪しいバイトをするところから物語が始まります。ワンパンマンで有名なONE先生が、作画を付けずに自分で描いている作品です。

絵の下手さ(?)から、敬遠する人が多いのですが、読み始めると実は絵が世界観にマッチしているし、大事なところでは強い印象を与えるので、漫画としては上手なのでは?と感じてきます。ストーリーも様々な伏線がそれとなく散りばめられているので、やられた!と感じることもあります。主人公「モブ」が人間的にも成長していて、師匠が人として良い感じで怪しいので、読み進めるごとに楽しくなり、どんどん引き込まれていきます。

僕の一押しは悪霊「エクボ」の存在です。明らかに悪霊で、モブやモブの弟の「律」を利用しようと企みますが、実は優しいところもある不思議な奴です。

モブサイコの世界は、不良、オカルト好きで向こう見ずなオカルト研部長、超能力を自分のステータス向上に利用する花沢、絶大な超能力を持つ引きこもり芹沢、人生2週目なのでは?と思うくらい人格が出来ている肉体改造部部長など様々なキャラが存在しますが、それぞれがしっかりと地に足を付けながら成長していく群像的な場面もあります。決して悪役であっても使い捨てにはなりません。モブと戦ってハイさよならとはなりません。悪役もどんどん成長していきます。それがこの漫画の最大の特徴です。

この作品と思春期の頃に出会っていれば、もっと深くハマったでしょう。間違いなく倫理の教科書を読むよりも道徳を育てる漫画です。自分の中の経験と紐づければ、この漫画を読むだけで人間的な成長をするかもしれないくらいの作品です。ぜひとも読んでいただきたいです。

また、モブサイコ100の良いところは、展開について引き延ばしなく、過不足なくしっかりと書ききったところにあります。少し前であれば、嫌というほど引き延ばしを図ったものですが、モブサイコに至ってはそういうものはありません。ONE先生がワンパンマンなど他に人気の作品を持っていることが大きいのかも。

2021年3月現在、アプリ「マンガワン」で全話無料で読むことが出来ます。1日に1話ずつ読み続けて、100話(といっても1話に①~⑳とかあるのでもっとかかります)読み切ったころには、間違いなく終わりに多大な喪失感を感じることでしょう。

また、スピンオフ作品として師匠にフォーカスした「REIGEN」もあります。こちらも面白いので、ぜひ読んでみてください。やはりマンガワンで全話無料で読むことができます。特に見どころは、最終話に霊幻が強力な幽霊に取り憑かれて絶対絶命の状態に陥り、起死回生の一手を行うためにタクシー移動をするところがあります。そこでタクシーの運転手が霊幻に対して、この先に行くと危ないよ、君は幽霊を信じるか?という質問をするのですが、霊幻が一言「信じていないので。」と答えるあたりからのクライマックス。ガチで泣けます。モブと霊幻の絆が見える、素晴らしいエピソードとなっていますので、ぜひ見てください。

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