時は近未来。ぽんこつメイドロボ・ポン子が、田舎に住む偏屈なおじいさんの元に世話係として現れるところから物語はスタートします。おじいさんは気ままな一人暮らしを好み、最初はポン子を必要としませんでした。しかし、色々な事情が重なり、仕方なくポン子を家に置くようになります。そうこうしているうちに、おじいさんとポン子に絆が生まれていくハートフルストーリーです。
ポン子は少しずつ村の人たちと交流し、様々な関係を構築していきます。そして現れるおじいさんの孫娘。最初は宿題をポン子に押し付けるなど、嫌味を持っていた孫娘も、実は都会で苦しんだ結果、少しグレていただけで、心の芯では優しい子だということが分かっていきます。
基本的にはこのように村の人たちはみんな優しいハートフルストーリーで、このまま幸せで優しい時間が流れるかに思えました。しかし、それで終わらないのがこの漫画です。2021年4月現在、最新刊の8巻では、おじいさんは少しずつ体調を崩し、死神のような存在が周辺をうろつくようになり、いきなり意識を失い倒れるなど、少しずつ、しかし着実に人生の終わりを迎えつつあります。そしてポン子の方も、少しずつ壊れていっています。ポン子の製造技術は失われているので、壊れたらもう二度と元には戻れません。二人ともいずれは来るであろう最後を予感させる幕引きで、さあ次巻は・・・！というところです。
ソースを見つけることは出来ませんでしたが、マンガワンのコメント欄で全１０巻の予定だと記載がありました。おじいさんが倒れる回で８巻収録となっていますので、このコメントを信じるならば、あと２巻で終わりですね。ここからがクライマックスというところでしょうか。
本来はビッグコミックスで連載しているようですが、僕はマンガワンで無料で読んでいます。ですので展開は１週間ほど遅れているのかな？
この漫画もおすすめです。ぜひ読んでみてください。